最近ふと「流体解析」の存在が気になりはじめたため色々調べてみました。
みなさんはその名を聞いたことがありますか。
何となくその名は聞いたことがある、という方は多いことでしょう。
一方でとてつもない理系脳の専門家にしか扱えない代物なイメージを誰もが抱くと思います。
調べてみるとイメージ通り。
とてつもなく難しい数式が並ぶ世界観に圧倒されてしまいました。
しかしその存在から生み出されたさまざまな代物は私たちも日々使っているようです。
ありがたい存在です。
エンジン設計で使われるらしい
みなさんはそもそも「流体力学」という学問をご存知ですか。
こちらについても何となく聞いたことがあってもどんな学問かご存知の方は少ないことでしょう。
それもそのはず「流体力学」は大学で専門として専攻しない限り学ぶ機会が得られない存在です。
よほど理系に強くない限り触れる機会はなさそうです。
一方で、流体力学で扱う液体や気体をはじめとした「流体」は、日々の生活で触れずに過ごすことは絶対にできない存在です。
そのため、それら流体について解析を行う「流体解析」はさまざまな場面で活躍しており、日常生活を通して私たちは知らぬ間にその恩恵を受けているようです。
例えば「エンジン」などの設計の際も流体力学は欠かせません。
特に自動車や更にはロケットのような大掛かりなエンジン開発において設計案全てを実際にモノとして作製することは困難です。
そのような状況に際して数値解析を駆使した流体解析を使用することで開発コスト削減に一躍を買っているのが「流体解析」なのです。
自分で使う機会は無いかな
「流体解析」を駆使して開発された結果として生み出されたさまざまなモノに日々触れていると知ってしまうと急に気になってくるのが流体解析を行えるソフトの存在です。
調べてみると意外にもフリーソフトも多くあり、やろうと思えば誰にでもお金をかけず流体解析を行うことはできるようです。
ただ、その難しさたるやとても素人に扱えるものには見えませんでした。
そもそも流体解析が扱う流体の基礎方程式にはモノが急に消えたり現れたりしないことを表現する「質量の保存則」、「運動量保存則」という2つの基礎方程式を、更に温度の要素が加わった場合「エネルギー保存則」の3つを理解しなければなりません。
特に「連続の式」と呼ばれる質量の保存則を表す部分は流体ならではの独特さが色濃くなんとも理解しにくい印象でした。
自分が使う機会、というか使えるものではとてもなさそうだなというのが正直な感想です。
ありがたく駆使して開発されたものの恩恵だけ享受していこうと思います。